エンディングノートの活用方法

 エンディングノートには法的効力がないため、ご自身や残されたご家族のための覚え書きとして活用できます。
 エンディングノートに記入する内容は、人それぞれ異なりますが、ご自身にもしものことがあった時にご家族が知りたい情報を書いておくことで、ご自身の意思や必要な情報をきちんと伝達することができます。
 中でも、必ず記入しておきたいのが「財産」のこと、そして「葬儀」や「お墓」についてのことです。

 例えば、預貯金や不動産、保険の加入状況などの財産情報などがあると、もしもの時でも、ご家族が必要な手続きをスムーズに進めることができます。
 財産に関する項目については、遺言書を作成する前にエンディングノートには財産目録を書き整理しておくと、遺言書を作成する時にスムーズに取り掛かることができます。
 メモ感覚で自由に記入することができます。

 亡くなった後のことについても、葬儀や供養などの事や、宗教・宗派、希望するお葬式のかたち、友人関係などが記されていれば、ご自身の意思を尊重してもらうことができます。
 ご家族が迷わず準備を進めることができることも、エンディングノートを作成するメリットです。

 葬儀においてご家族は、亡くなってから数日の間に慌ただしく準備を進めなければなりません。
 葬儀に関して、故人の意思を聞いておけばよかったという心残りをなくすためにも、きちんとご自身の意思を伝えましょう。
 近年では、ご家族に負担をかけないために、生前から葬儀の準備をご自身で進めておく方も増えています。
 ご自身らしいかたちで見送ってほしい、精神的にも金銭的にもご家族に負担をかけたくないという方にもエンディングノートはおすすめです。

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